韓国で「食」は、コミュニケーションの場として多く活躍します。ドラマでは職場や家庭、そして恋人との食事シーンで沢山の韓国文化が垣間見られます。
そんな食事シーンを見ながら「これ、何食べてるんだろう」「日本とはちょっと違うなぁ」というところに焦点を当てて韓国の文化に触れていきたいと思います。
2018年春、韓国大ヒットドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」No.1 食
オッテさんが大好きな「ソン・イェジン」が主役!何してもきれいだなぁ。ついつい観ながら顔がニヤニヤしてしまう。
彼役の「チョン・へイン」のやさしい笑顔もやばい!「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」は久しぶりに心温まるラブストーリーで、ゆったり流れる時間や美しい映像とドラマにぴったりな甘い音楽は見終わった後にも強い余韻を残しました。
ドラマの中で「ソン・イェジン」は毎日のようにお酒を飲みます。「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」は韓国の日常や社会生活をよく表現したドラマで、家庭、職場、友人との関係の中で「食」のシーンがいくつも登場し、食事の文化や生活習慣をよく感じさせてくれます。
韓国で「食」は、コミュニケーションの場として多く活躍します。ドラマでは職場や家庭、そして恋人との食事シーンで沢山の韓国文化が垣間見られます。そんな食事シーンを見ながら「これ、何食べてるんだろう」「日本とはちょっと違うなぁ」というとこ[…]
今回はドラマ1話の「食」ですが、韓国の国民爆弾酒「ソメク」と、お酒を飲んだ翌朝に必ず食べる「へジャンクク」です。それではこの二つの食文化に触れていきましょう。
韓国が愛する国民爆弾酒「ソメク」
1話にして彼に振られた「ソン・イェジン」。親友と二人で日本風居酒屋でお酒をのむシーンに、韓国の代表爆弾酒「ソメク」が登場します。
親友のギョンソンがビールのグラスの中に注いでいる緑の瓶は、韓国焼酎ですね。この飲み方はソジュ(焼酎|소주)とメッチュ(ビール|맥주)を混ぜたお酒で「ソメク|소맥」と呼びます。
「ソメク」が支持される理由。それは…
① 焼酎が苦手な人が飲みやすいようにビールで割ってのむ
② 焼酎の度数が以前と比べて弱くなったので物足りない人が何か混ぜたくなる
③ 早く酔って早くその場を盛り上げたい、早く帰宅したい
など…があります。こんな理由から生まれ「喉越しが柔らかくなる」「早く酔える」「焼酎は飲みにくいがソメクなら飲める」「飲み会の席で盛り上げる」との考えから支持され続け、韓国代表の爆弾酒と呼ばれるようになりました。
なんと「ソメク資格証」まで!飲み会の席では大盛り上がり⁈
出典:ハンギョレ新聞
韓国では、「ソメク専用グラス」や「ソメク資格証」まであります。資格証は韓国酒類メーカー「ハイト眞露」のマーケティングの一環として配布したそうですが、これを持って皆にソメクを作ると味は格別なのでしょうか⁈
ソメクは「焼酎 3:7ビール」が黄金比率と言われていますが、焼酎とビールの相性もあり味も色々あるようですね!
アルコール度数は低くなるのに酔いやすい「ソメク」
「ソメク」になるとアルコール度数は弱くなりますが、実はもっと酔いやすくなります。ビールの炭酸が体のアルコールをもっと吸収しやすくなるので、早く酔ってしまうからです。
韓国では飲んだ翌朝に必ず食べる「ヘジャンクク」
「ソン・イェジン」のお母さん、「性格きつい韓ドラオモニランキング」にランクインするくらい性格キツイ…。でも娘思いですね。飲みすぎた娘のために二日酔いスープを作っています。
日本ではあまり馴染みがない光景ですが、お酒が大好きな韓国では飲んだ翌朝、酔い覚ましに「へジャンクク」というスープを必ず食べる習慣があります。
「へジャンクク」には種類がいろいろ
へジャンクク(해장국)は、酔い覚ましの意味「解酲|へジョン」の発音が変化してヘジャンと定着しました。「국|クク」はスープの意味です。
代表的なヘジャンククとしては…
・豚の背骨入りヘジャンクク
뼈다귀 해장국
:豚の背骨と白菜、ネギ、唐辛子などを一緒に入れて煮込んだスープ
・もやしへジャンクク
콩나물해장국
:もやしが入っているシンプルな味のスープ
・プゴックク 북어국
:干したスケトウダラを炊いたやさしいスープ
【写真提供-韓国観光公社】プゴックク
どの家庭でも干したタラ(プゴ)やもやしは常備されていることが多く、お酒を飲んだ家族がいたら次の日にはオモニが作ってくれる「へジャンクク」です。
ドラマの中でオモニはどれを作ったんでしょうね。色々想像するのもドラマの楽しみ方のひとつですね!
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