韓国の国民おやつ「ハットグ」を知っていますか？
「ハットグ？？」
初めは聞きなれず聞き直す人も多いと思いますが、「チーズドッグ」と言えば、知らない人がいないほど、「ハットグ」はすでに日本でも人気のストリートフードになっています。
最近はチーズドッグを販売するお店やコンビニなど、よく見かけるようになり、ずいぶん馴染みがある食べ物になりましたね。
今回は、韓国ハットグの昔から現在までのストーリーや日本のスーパーで手に入る人気の冷凍チーズドッグの食べ比べ、家でもできる簡単！美味しい「チーズドッグ」の作り方まで盛りたくさんで紹介いたします。
ハットグ？ホットドッグ？アメリカンドッグ？ まずは名前から理解しよう
ここ数年前から日本でも超人気となった「チーズドッグ」の影響で、「ハットグ」と聞くと何のことか分かる人が増えたと思います。
しかし、日本と韓国は呼び名が違うので不思議に思う方もいるのではないでしょうか。
日本でも핫도그が食べれるようになったから嬉しいな！
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 | ホットドッグ （Hot dog） | コーンドッグ （Corn dog） |
 | ホットドッグ （Hot dog） | アメリカンドッグ （American dog) |
 | ソーセージパン or アメリカンハットグ or ハットグ (-_-;) | ハットグ （Hot dog） |
いろいろ説はあるようですが、もともと「ホットドッグ」はアメリカに移住してきたドイツ人によって生まれたそうですね。
またコーンドッグはトウモロコシの粉を使って作っていたことから「コーンドッグ」と呼ばれるようになりました。
韓国人にとっての「ハットグ」は昔からながらの味
韓国人にとっての「ハットグ」はとても馴染みが深く、昔から親しんできた味です。
それは「粉食店」という軽食屋や道沿いの屋台にあり、学校の帰りなどにお腹を満たした「懐かしい味」だからです。
韓国には朝鮮戦争の時、米軍によってハットグやコーンドッグが入ってきました。
特に米が不足していた1960～70年代の小麦粉使用を奨励した時代背景もあり、元々トウモロコシ粉のコーンドッグは小麦粉の「韓国ハットグ」として変身し、国民誰もが好きなおやつの一つになりました。
韓国ドラマに登場する素朴な味「ハットグ」
続いて、韓国ドラマに登場するハットグを紹介します。こちらの2つのドラマは2020年に韓国で放送されました。
現在韓国を代表する人気若手俳優のドラマでとても人気があり、そこで何気ないシーンに出てきたハットグのシーンをご紹介します。
人気ドラマ「スタートアップ：夢の扉」のハットグ
2020年10月～12月tvNにて放送。現在超人気俳優キムソノ（ハン・ジピョン役）とMissAのスジ（ソ・ダルミ役）、ナム・ジュヒョク（ナム・ドサン役）の話題作ドラマです。
起業を夢見て追いかける若者たちの挑戦を美しく描き、観るたびに「若いって素晴らしい！」と元気をもらえるドラマです。
こちらはドラマの中でかかせない存在だったおばあちゃんが経営していた粉食店です。
学生に人気のメニューはトッポギやオデン、そしてしっかり砂糖がまぶしてあるハットグやヤクルトです。
身寄りのないジピョンのために、そっと置かれた夜食。粉食店のおばさんのこのやさしさのおかげで彼は前に進むことができたのでしょう。
立派な大人になった頃、おばさんの「ハットグ店」はキッチンカーに。それでも味はあの頃のまま。
懐かしさの中に「歳月を重ねていく」切なさが込められていました。
時々現れる息子のようなジピョン。つい本音を言ってぶつかったり、でも大切なことは言えなかったり…。
ここでもよく「ハットグ」が登場し、おばさんにお世話になった思春期に時間が戻ったかのようでした。
「Run on それでも僕らは走り続ける」のハットグ
イム・シワン（キ・ソンギョム役）シン・セギョン（オ・ミジュ役）主演の2020年12月～2月JTBCにて放送。
別ジャンルの世界で活躍をしている2人のヒューマンロマンスドラマ。とにかく美男美女の二人に目を奪われました。
オ・ミジュさんに会うために猛ダッシュ。早すぎて通り過ぎる…。
また猛ダッシュで戻ってきて無事出会えました。
この並木道を歩くシーンになぜ食べかけのハットグをずっと持っているのかと思いましたが、「さり気ない日常」を映し出していて、それがまたとてもいい雰囲気でした。
スーパーで買える！bibigoとAsahicoの「チーズドッグ」の味と作り方
大人気の「チーズドッグ」は日本のスーパーの冷凍コーナーでも最近気軽に購入できるようになりました。そこでよく見かける2つの冷凍のハットグを紹介致します。
bibigoクリスピーチーズハットグ
まずは日本でもよく見かけるようになった「bibigoクリスピーチーズハットグ」です。
「bibigo」ビビゴ
韓国の大手食品メーカー、CJ第一製糖で長年積み上げられた韓国料理のノウハウをもとに生まれた「bibigo」(ビビゴ)は、伝統的な韓国料理に現代人が追求する価値をプラスし、新しいライフスタイルを生み出しているグローバル韓国料理ブランドです。（出典：CJ bibigo）
6本入りと3本入りの2種類があります。こちらは3本入りです。
3本一緒に温めたいので電子レンジ5分、トースターで5分焼きました。
かりっと美味しそうに仕上がりました。
中は下にソーセージ、上にモッツァレラチーズです。
カリッカリで美味しい～！でも思ったよりチーズがのびない…。でもしっかり食べ応えがあるからおやつにいいね！
Asahicoアサヒコ（Pulmuone) 2種のチーズハットグ
こちらもスーパーの冷凍コーナーで見かけました。韓国の食品企業Pulmuoneが製造した製品を直輸入した商品です。
調理法は電子レンジで温めた後1～2分冷ますとよりカリカリした食感が楽しめます。と書いてあります。
手作りしてみよう！韓国人気チーズドックの美味しいレシピ
やっぱりできたてが一番！ということで手作りで作ってみました。
日本でも昔から親しまれてきたため、手作りしている方も多いのではないでしょうか。
作り方はいろいろあると思いますが、今回は「チーズドック」にしてソースをいろいろ使ってアレンジしてみました。
材料
- 竹串 ４本
- ソーセージ 2本
- さけるチーズ 2本
- とろけるスライスチーズ 4枚
生地
- ホットケーキミックス粉 200ｇ
- 牛乳 80ｇ
- サラダオイル 大1杯
その他
- パン粉 適量
- 揚げ油 全体がひっくり返せる量
- グラニュー糖 適量
- ケチャップ
- ハニーマスタードソース
- アボカドソース（ボウルにアボカドとレモン汁、牛乳、塩コショウを入れながらソース状になるまで混ぜる）
- 明太マヨソース（市販）
さけるチーズとソーセージを半分に切り串に差します。
まわりをとろけるチーズで巻きます。
次々と巻いていきます。
はっ‼
さけるチーズだけにさけたっ‼でもご安心を。とろけるチーズで巻いてしまえば心配ございません。
生地を作ります。生の全ての材料を入れて軽く混ぜます。
混ぜすぎるとがりがりの硬い生地になってしまうので、ぎりぎり丸められるくらいの硬さに。粉を軽くはたいてくっつかないように４等分にします。
隙間ができると揚げた時にチーズが出てくるのでなるべく空気を抜くようにしっかり巻きつけます。
溶き卵を全体に薄くハケでぬり、パン粉をつけます。この時に形を整えます。
170℃の油で転がしながらゆっくり揚げます。
最後にグラニュー糖をまぶします。
韓国の屋台でも砂糖はソースをかける前につけます。そうすると生地も砂糖の食感もカリっとして美味しいですよ。
もちろん定番の「ケチャップ＆マスタード」が美味しいです。でも、手作りするといろいろなソースを楽しみたくなりますよ。
하나만 먹어도 배부르겠네～味はとってもおいしいです。モッツァレラチーズはのびる性質があるので温かいうちは結構伸びますが、すぐに硬くなるのですぐに食べたほうがいいですよ。
ちょっと食べたい時に！ホームパーティなどには「ミニチーズドッグ」
上のレシピではひとつ食べるとお腹いっぱいになってしまうので小さめで作ってみるのもおススメです。
こちらは生地を牛乳で少し柔らかめにつくり、くぐらせて、パン粉をつけた時に成形して揚げました。
パン粉を付け少し成形します。柔らかいので早めに揚げます。
小さく作ると食べやすく飽きがこないのでいいですね。お腹いっぱいになりすぎないので楽しんで食べられます。
チーズハットグ味の感想とまとめ
長くなりましたが皆さんいかがでしたか。日本では大流行しお祭り屋台は「チーズドック」ばかりという時期もありましたし、SNS上でも流行しましたが、実は韓国ではずっと昔から親しまれていた食べ物です。
似てるようでちょっと違う文化を知ってみると食べる時の楽しさも増えるかもしれませんね。
