韓国のインスタントラーメンは何といっても辛さ!が特徴ですが、案外辛くないラーメンも人気がありますよね。
そんな中でも韓国で長く愛され、親しまれているコムタンラーメン。その理由を探りながら紹介をいたします。
やさしくコクのあるスープが特徴「コムタン」
韓国にはコムタン(곰탕)というスープ料理があります。
牛の肉、内臓、などをじっくり長時間煮込んだやさしい味で薄い乳白色のスープです。
膏飲(コウム 고음)という長く煮出すという意味とスープである湯(タン 탕)が合わさって「コムタン」が語源だそうです。
コムタン(곰탕)とソルロンタン(설렁탕)の違い
韓食専門家や書籍によると
コムタンは、上で説明したように主に牛の肉、内臓を煮込んだ乳白色スープで、
ソルロンタンは牛の頭骨、骨やすべてを入れて長時間に込むので白濁スープに仕上がります。
朝鮮王朝時代、豊作を願うお祭り祭祀(チェサ)の際に大切な家畜を農民にふるまったのが始まりとされています。
地方によっては骨を煮込んだスープを「コムタン」と呼んでるところが沢山あります。
肉があるかないか、煮込む骨部によって区別するなど、さまざまな調理法があります。
時代によって料理も変わってきているので、今ははっきり区別がつかない状態ですね。
今も昔も愛される国民の味コムタンラーメン
今回は近所のスーパーで購入したので日本版ですが、通常の韓国版は「사리곰탕면 サリコムタンと麺」書かれています。
材料も作り方も同じですが少し読み方が違いますね。「サリ」は麺の意味なので、訳すると「麺コムタン麺」になりますが、もう完全定着した名前なので誰も違和感がないようです。日本の「チゲ鍋」みたいなもんですね。
出典:農心公式サイト
さぁお待ちかねの当時のCMです↓↓
発売した1988年は、韓国がオリンピックで盛り上がっていた時ですね。
農心コムタンラーメンが長く愛される秘訣
発売当時辛いラーメンが主流だったにも関わらず人気になった理由とは。
農心は「ラーメンの神髄はスープにある」として残ったスープにご飯を入れることを提案し、そこにキムチまで入れて食べると家庭でも「安く気軽に食べられるクッパ(韓国の雑炊)」になれると考えました。
かやくは現在もシンプルにネギだけというのも、みんながアレンジしやすく自分だけの味を家庭で楽しめるように考えてあるそうです。
その期待に応えるようにコムタンラーメンはいつしか定着し、長く愛される人気商品になったんですね。
気軽にコムタンを味わえる農心のコムタンラーメンを味わおう
シンプルに粉末スープとかやくだけですね。さらにネギやキムチなどはお好みで準備しましょう。
💡コムタンラーメンは、500㎖お湯に最初は麺と「粉末スープ」だけを入れます。かやくのネギは麺を茹で終わってから!麺は4分間煮込みます。
最後にかやくのネギを入れて軽く混ぜましょう。
これ絶対!?コムタンラーメン最後の仕上げは白ご飯
やっぱりこれをやってこそコムタンラーメン!
お腹に余裕がある時はスープに混ぜた白ご飯の上に自分の好きなものをのせていただくと大満足ですね。私は、キムチが一番合う~!と思っています。
今日もごちそうさまでした!
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