2019年9月から11月まで放送された韓国KBSドラマ「椿の花咲く頃｜동백꽃 필 무렵」のご紹介です。
最終では回23.8％という高視聴率で幕を下ろし、日本でも同時期にNetflixで放送され早くも話題のドラマとなりました。
今回は、2019年KBS演技大賞で12冠の栄誉に輝いた「椿の花咲く頃」の名シーンを「韓国ドラマの食」コーナーでご紹介します。
椿の花咲く頃のロケ地は？
「椿の花咲く頃｜동백꽃 필 무렵」は、海があるとてもきれいな町並みが印象的でしたね。
撮影は韓国東南部にある浦項市「九龍浦」という町でされました。出てくる町並みは平屋が多く、なにか懐かしいような…と思われた方もいるのではないでしょうか。
実は、1900年初頭日本人町だった九龍浦を浦項市が2009年から修復し、「日本人家屋通り」として観光地化しました。
ドラマの「カンジャンケジャン通り」は「九龍浦近代文化歴史通り」という場所です。
椿の花咲く頃をみた感想
コン・ヒョジン＆カン・ハヌル主演でどのキャストも個性的で素晴らしいドラマでした。最近流行った映画やドラマで脇役だった方もちらほら！
ラブコメディでありながら最後までサスペンスが盛り込まれ、人々が自分に合った形で勝ち抜いていく様子、そして助け合う温かさを感じた素晴らしいドラマでした。
ドキドキハラハラもありますが、全体的に感動して癒されるドラマですね。
椿の花咲く頃 二人の関係はマンドゥ（餃子）⁈
第7話で、二人のこれからの関係を「蒸し餃子」にたとえて会話をしているシーンのご紹介です。
ヨンシクの優しさがにじみ出ている言葉や、常に前を向いて生きようとする女性、トンベクの姿に何度も感動しましたね。
試練が押しよせてくる度、ヨンシクが優しい言葉をかけてくれます。
「만두 한판 하러 안 가실래요?｜マンドゥ（餃子）でも食べに行きませんか？」
「心臓とお腹はすごく近いので悩みがある時はお腹を満たしておけば心まで満たされた気分になれますし」
こういうお店、夜にプラッと行けていい雰囲気ですね。
マンドゥが沢山並んでいます。
モクモク湯気がたちこめて温かい香りがこちらまで来そうですね。
市場のマンドゥ【出典-韓国観光公社】
会話をしながら付き合う関係になれたんだと照れながら「ということはついに僕たちも…」
「違います」ときっぱりと。
本当は「안 사귀어요 アンサギョヨ｜つきあいません」と言っていますね。
「チーン・・・!!」
しかし、トンベクはこう返します。
「マンドゥ（餃子）は蒸気でも火が通るでしょ。茹でなくてもいいでしょ？だから私たちも火のように燃え上がろうとせずゆっくり温まりましょう」
「火みたいに燃え上がって別れたら意味ないもの」
「우리 썸..그거 타봐요｜私たち友達以上の関係に」
「오래오래 따뜻하고 싶어요｜ずっと温かい気持ちでいたいんです」
ここで「썸 타봐요」の意味を説明します。
something+タバヨ（乗ってみましょう）＝ 好感を持つ二人が「友達を超えた関係になりませんか？」という軽いニュアンスの告白の言葉です。
ヨンシクどっきゅーん！
うれしくてベソかくヨンシク…。
トンベクが「泣くならやめますよ」
韓国庶民料理「マンドゥ」
マンドゥは、漢字で饅頭と書き、モンゴルが攻めてきた時、高麗に持ち込まれたと言われています。韓国では肉まんや餃子は全部「マンドゥ」で通用しますが、最近、ギョザ(교자)を使うところも増えました。
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韓国ではマンドゥの専門店のほか、市場や商店街などにもお店があります。チムマンドゥ（찜만두｜蒸し餃子）・キムチマンドゥ（김치만두｜キムチ餃子）など、日本人も大好きな味が並んでいます。
その他、冷麺やカルグクスの専門店、ジャージャー麵の宅配のサービスでマンドゥがついてきます。
韓国を訪れた際にはマンドゥを食べて、椿の花咲く頃の二人のシーンを思い出しながら浸るのもいいですね。
