韓国のラーメンと言えば赤くて辛い!というイメージですが、2011年のココ麺(コッコ麺)の販売がきっかけで「白いスープのインスタントラーメン」が大流行し、当時スーパーでは売切れするほどでした。
今回は、そのココ麺が人気になったワケや味・辛さ・美味しい作り方をご紹介します。
韓国で「白いスープ」ラーメンが大流行になったきっかけ
私たちがまだ韓国に住んでいた2011年、韓国KBSの人気バラエティー番組「男の資格」でラーメンの競争大会という企画がありました。
オリジナルラーメンを作って競い合い、優勝者のラーメンは商品化されるという企画で番組は盛り上がりました。
この出場者の中には、番組のレギュラーである有名な司会&コメディアンのイ・ギョンギュも参加しており、なんと他を差し置いてイ・ギョンギュが優勝してしまいます。
こうして優勝し商品化されたイ・ギョンギュのラーメンは韓国のインスタントラーメンには当時珍しかった「白くて辛いスープ」と、「鶏のダシを効かせたスープ」で話題となり、スーパーに並んだと同時に売切れする程人気になりました。
韓国のラーメンと言えば「赤くて辛い牛肉のダシ」で作ることが多かったため、そのギャップが国民の関心を引きつけました。
韓国で続々と登場した「白いスープのラーメン」って辛い?
2011年の春、テレビ番組でイ・ギョンギュのラーメンが話題になり、同年夏に商品発売が決まりました。
このブームに乗り遅れまいと各社は「白いスープのラーメン」を次々と登場させます。
ココ麺より少し早めに発売されたSAMYANGの「長崎ちゃんぽん」は、真っ赤でとっても辛いスープの韓国チャンポンのイメージをくつ返し、透き通った白いスープで話題になりました。この斬新なラーメンたちは、さっぱりとした出汁に辛さが加わり、キリッとした味でこれもまたクセになる!と大人気となりました。
韓国の白いスープラーメンは現在どこへ…
しかしあの時、旋風を起こした白いスープラーメンは、長くは続きませんでした。2年後の2013年の夏には、スーパーやマートで見かけることが難しくなるほど、消費者の関心が冷めていきました。
現在もココ麺、長崎ちゃんぽんは販売していますが、販売しているスーパーは少なくなりました。キス麺はすでに2014年末、販売終了となりました。
ココ麺(コッコ麺)の美味しい作り方
それでは、早速楽しみに作っていきます。
イ・ギョンギュさんが裏で美味しい作り方を説明しています。
卵を溶かずにそのまま(もしくは白身だけ)、生のチョンヤン唐辛子を刻んで入れても美味しいと書いています。
今回は、イ・ギョンギュさんの言うことを聞かずに茹でた鶏肉・チンゲン菜を用意しました。
野菜を後のせするとシャキッとして美味しいですよね。鶏肉は麺を茹でる時に一緒に入れてもダシが出ていいと思います。
500㏄の湯を沸かし、かやく2種類を一緒に入れます。
沸騰したら麺を入れ、3分30秒茹でます。
麺にはジャガイモのでんぷんが入っているので茹ですぎるとモチモチ感がなくなってしまうので注意です。
素早く盛り付けたら完成です。
麺がツルツルで透き通ったスープは見た目も美味しそうです。かやくに唐辛子も入っているので赤がアクセントになりますね。
モチモチの韓国麺が好きだけど辛すぎるスープが苦手な方や、日本の塩味や醤油味に飽きてちょっと物足りない方におすすめします。
さっぱりした具をのせるとさらに満足感がアップして楽しめます。韓国の珍しい白いスープラーメンをぜひお試しください。