暑い季節になってくるとスーパーやディスカウントストアでよく見かけるようになった農心ふるる冷麺。
食べてみた方も多いと思いますが、実はこのインスタント麺、調べてみると味の口コミ評価は賛否両論なんです。
しかし、上手に作ればかなり本場の味になります。今日は美味しい茹で方、などご紹介します。
ふるる冷麺 韓国での評判は?
2008年販売当時韓国のスーパーで初めて見かけた時。
もちろんお店では美味しい冷麺は食べれるものの、韓国の家庭で細麺のツルツルで歯ごたえのある冷麺はあまり食べれなかったので韓国でもかなり話題になりました。
ふるる冷麺の韓国商品名は 둥지냉면 です。둥지は「鳥の巣」という意味で、麺を「鳥の巣」の形にして乾燥させる農心独自技術で冷麺の常温流通が可能としたそうですね。
水冷麺とは?由来と材料
ルーツは北朝鮮発祥の食べ物。冬が訪れ、白菜キムチや水キムチを仕込むようになるとその汁をベースにして冷麺のスープすが作られました。もともとは「冬」の食べ物だったんですね。
それだけでなく、小麦がとれなかった北朝鮮では代わりに沢山蕎麦を育てていたため、あのモチモチとしたこしのある麺が生まれ、平壌冷麺として有名になりました。
水冷麺の材料
麺:主にそば粉でできており、つなぎにでん粉や小麦粉を使う。麺は黒っぽく細麺でもちもちして弾力がありますが、麺がかみ切れるのが特徴です。
スープ:牛、豚、鶏肉を長時間煮込んで出汁をとり、その出汁にトンチミ(大根の水キムチの汁)を合わせます。コクがあるお肉の出汁にさっぱりとした酸味のあるスープが合わさり、現在は夏にぴったりな身体にやさしい料理となりました。
丁寧に作れば美味しい!ふるる水冷麺の作り方
爽やかなパッケージですね。すっかり日本のスーパーでもお馴染みになりました。
麺は細麺です。確かに鳥の巣みたいですね。材料は好きな具を用意しましょう。牛肉と卵は先に茹でておきました。
裏に作り方がありますが、少しだけ作り方をアレンジして作らせていただきます。
鍋にお湯を800ml沸かしておきます。(お湯の量は計らなくて大丈夫です。ラーメンを作る時より多めに沸かしてください。)
★トンチミスープを作ります。
① 器にスープを入れます。
② 次に白いトレイの線まで水を入れ、スープに合わせておきます。
白いトレイの表示線は260mlですが、後で氷を入れたらかなり薄くなるので200mlにして器のスープと合わせておきます。
お湯が沸いたら麺を入れます。麺はくっつかないようにやさしくほぐします。
麺の茹で時間が3分だと茹で上がりに氷水でしめた時にかなり固くなります。4分くらいがちょうどよく出来上がりました。
ザルに麺を上げ、冷水で揉みながら洗い流します。麺にぬめりがなくなったらしっかり氷水でしめて器に入れます。
スープに氷を入れて上に好きな具材をのせたら完成です。
麺がモチモチで美味しいです!
ふるる水冷麺 美味しい作り方のポイントと感想
今までこの冷麺を何度か食べましたが、インスタンだけどかなり韓国の冷麺に近いですね。
「美味しくない」「麺がくさい」という声を聞いたことがありますが、作り方のポイントを守れば、かなり美味しく出来上がると思います。
①麺を茹でる時は弱火にし過ぎず4分程ゆっくりほぐしながら茹でる。
②茹で終わったら指で揉みながらしっかり冷水でしめ、スープも冷やす。
③麺とスープだけでは単調な味なのでいろいろな食感の具材をのせる。
麺をしっかり洗ってあげることでモチモチツルツルの食感になります。美味しいものをしっかり食べて暑い夏をのり切りたいですね。