韓国で昔から親しまれている伝統おやつ
「ホットク」
皆さんは食べたことありますか？
近年日本のスーパーでも韓国食品をたくさん見かけるようになりましたが、なんと冷凍ホットクまで登場！
どんな味なんだろうと気になりつつ、韓国で昔から愛されてきたホットクの文化と最近流行りのホットクまでご紹介します。
最後は自宅で簡単に作れる冷凍ホットクとホットクキットの作り方も分かりやすくご紹介いたします。
韓国で愛される伝統おやつ「ホットク」とは
韓国を訪れたことがある方はご存知だと思いますが、知らない方は何が中に入っているんだろう…と不思議に感じる思います。
韓国語では「호떡」漢字では「胡餅」と書きます。
1920年代から出稼ぎで朝鮮にやってきた中国労働者たちが安くて長持ちできる食べ物「火燒」を作り出したのが、ホットクの由来です。『参考：한겨레신문』
１枚が約230カロリーの高カロリーのため、貧しい時代、韓国人のお腹を満たしてくれた国民おやつです。
出典：韓国文化財庁
ホットクはどこで売ってるの？
韓国では、市場や繁華街で「ホットク屋台」をよく見かけます。
ホットク屋台の値段は、1枚500～1,500ウォンほどです。（日本円で約50～150円）
ホットクが進化?!人気俳優パクソジュンの手でオシャレなデザートに変身！
韓国の人気リアルバラエティー番組「ユン食堂」で梨泰院クラスで有名なパク・ソジュンが作った「バナナアイスホットク」が話題となりました。
ホットクの生地の中にバナナを入れて焼き、上にアイスをのせて完成させ、食べに訪れたスペイン人や観光客にとても喜ばれていました。
「1泊2日」で有名なナ・ヨンソクPD（プロデューサー）が手掛けたリアルバラエティー番組。韓国の俳優メンバーが海外で韓国食堂をオープンし、経営する様子を見せるコンセプトで、シーズン1はインドネシア・ギリ島で、シーズン2はスペイン・テネリフェ島で撮影。シーズン3はコロナの影響で韓国で撮影「ユンステイ」というタイトルで、2021年から放送中です。
食べてみたい！最近流行りのホットクや地域で違うホットク
最近の韓国と言えば、目まぐるしく流行が変化しますが、ホットクも流行にのり、ソウルではいろんなお店ができています。
日本で販売！冷凍コーナーのbibigoミニホットクの作り方と味
近頃大型スーパーで多くの韓国食材をめっきり見かけるようになりました。中でも冷凍コーナーで気になるbibigoのミニホットクを発見しました。
味は2種類。クリームチーズミニホットクと黒糖ナッツホットクです。初めて見かける冷凍ホットクということで気になる味です。では早速開けてみます。
形は2種類ともかわいいお花型で小さめで厚みがあります。
二つとも同時にフライパンで焼いていきます。
作り方
- フライパンに多めの油を入れ温め、凍ったままのホットクを並べます。
- 弱火で約5分、ひっくり返しながらきつね色になるまで焼く。
美味しそうな焼き色がつきました。
bibigoミニホットクの味
素朴な味というよりはコシがしっかりとしたお餅みたいです。歯応があり、小さいのに1つでもお腹にたまります。小腹が空いた時のために冷凍庫に常備しておくといいですね。
韓国オンマの味！ホットクミックスで手作りホットクを作ってみよう
続いて、家でも簡単に作ることができる「ホットクミックス」の作り方をご紹介します。
この手作りセットは昔から韓国にあって幼い頃母が作ってくれました。
なので、これは本当の「韓国の味」ってことにもなりますね。
それでは作り方のご紹介です。箱の中身は袋が2つ入っています。
ひとつはホットクシュガー、もうひとつは小麦粉とイーストがついています。
①ボウルに粉とイーストを入れます。
②ぬるま湯（40～45℃）120mlを入れます。
③ヘラ等でやさしく約10分間こねます。
④ひとつに丸めます。
⑤5等分にします。
⑥手のひらに油をつけて少し平たくします。
⑦中央にホットクシュガー小スプーン2杯を入れます。
⑧中央に生地を集めつまんで閉じます。
⑨フライパンに多めの油を入れ閉じ目を下にします。
⑩フライ返しで押さえながら片面1、2分ずつ焼きます。
以前おまけでついていたホットクの用のプレスする器具があったのでやってみました。この道具は、韓国語で「호떡누르게／ホットク押し器」と呼びます。韓国のdaisoでも売っているのでホットク好きな方は購入してみてください。キレイに焼けるので屋台のアジュンマになった気分です。
きれいな焼き色がついたらできあがりです。
半分に切っても美味しそうですね。
やっぱり焼きたては美味しいです！極めて本物に近い味で、フワサクでおいしい～。
韓国で食べたホットクのあの味が食べたい！という方は、家で作れるのでうれしいですね。
イーストを使うので発酵させるのでは…？と一見面倒に見えますが「ヘラなどでやさしく5～10分程こねるだけ」なので簡単に作ることができます。
もっと気軽にホットクを楽しもう
いいかがでしたか？
bibigoの冷凍のミニホットクはイオンスーパー、ホットクミックスはカルディで購入しました。
日本でこんなに身近にホットクを食べれる日が来るんなんてとても不思議ですね。
韓国では親族が集まった時や、イベントの時などに皆でホットクを作って楽しみます。
韓国料理パーティーのデザートや皆が集まった時にワイワイ作ってみるのはいかがでしょうか。
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