「リトルフォレスト」韓国リメイク映画版の第二弾!ヘウォンが暑い夏、扇風機にあたりながら食べる「コングクス」をご紹介します。
韓国の夏の風物詩である「콩국수|コングクス」を映画では特別な材料で作っています。
さて何で作られているのでしょうか。また「コングクス」についてのご紹介もいたします。
都会の生活に疲れ、田舎に戻って生活することを決心したヘウォン。そこで待っていたものは昔と変わらない春夏秋冬。
沢山の自然に触れ合いながら豊かな恵みに感謝し、自分の生き方を探していきます。のどかに流れる風景や時間に癒され、また自然そのものの食材を生かした料理が見どころの映画です。
今回は夏!畑にたわわに実るトマトを丸かじりしたり、季節をそのまま頂くのはとても羨ましいことですね。
ご紹介するのはシャワーを終えたヘウォンがものすごい早わざで作る「コングクス」です。
扇風機にあたりながら一気にスープを飲む。見ているだけで涼しくなります。そのヘウォンが食べているコングクスはさらにヘルシーで涼しくなる特別な材料でできています。
夏がきた!韓国の夏は「コングクス」
コングクスとは「콩|コン」は大豆 、「국수|グクス」はそうめんやうどんに似た麺をいいます。
冷麺やカルグクス(韓国のうどん)のスープとは違い、真っ白で濃厚な豆乳でできています。
いつも一口目から美味しい韓国料理が多いですが、この「コングクス」を初めて食べた時はびっくりしました。
塩は自分で調節し、キムチと一緒に食べるのが最高です。
濃厚でたんぱくな豆乳のスープにツルツルの麺が絡み、やさしい味がお口いっぱいに広がります。
冷たい「コングクス」は夏限定
【出典:BizHows】
元々1800年代、大豆を主食として多く取り入れていた時代に「夏の保養食」として生まれました。
大豆にはビタミン、ミネラル、たんぱく質が多く含まれており、「夏バテ防止」として昔から韓国で親しまれています。
現在の「コングクス」は一年を通して販売する専門店はなく、麺類のお店などに夏限定としてにポスターやメニューに登場します。
まさに日本の「冷やし中華」と同じく「여름개시/ヨルムケシ(夏開始)」と書かれていることが多いです。
韓国リトルフォレスト「コングクス」レシピ
シャワーを終えて頭にタオルを巻きながら急いで冷蔵庫を開けるヘウォン。
冷蔵庫から出したものは豆乳とミニトマトです。
キッチンで何かを水に切っています。「コングクス」入れるのは麺なのでそうめんかと思いましたが…。
水にさらした千切りのキュウリでした!
なんて涼しげなんでしょう。
でき上がりです。爽やかですね。
後ろに扇風機で涼みながら一気にスープを飲みます。
一息ついてほっと遠くを見ますね。
映画の中のこのシーンはなんとほんの1分程度ですが、夏の暑さや、シャワーを浴びた後のすっきりした様子、さっぱりしたコングクス味まで感じられそうなくらい細やかに表現されています。
暑い夏にもっと涼しくなる「キュウリのコングクス」
ヘウォンが作ったのはキュウリの麺のコングクスでしたね。
そうめんよりさらにヘルシーで、何といってもキュウリは体を冷やす作用があるのでとっても暑い夏にぴったりです。
キュウリは90%が水分でできており、カリウムが多く含まれています。
生で食べるキュウリはその他の野菜よりもカリウムを摂取しやいのが特徴で、利尿作用があるので熱を排出しやすく、またナトリウムも排出し血圧を低下させ体温を下げます。
今年の暑い夏はヘウォンの様にさわやかに過ごせるように健康に気を使いながら美味しいものを食べたいですね。
皆さんも「コングクス」挑戦してみてくださいね。
読んで美味しいと話題の五十嵐大介の大人気コミック「リトルフォレスト」が2018年韓国でリメイクされ沢山の人に癒しを与えました。故郷での暮らしに戻り自然の中で調和していくヘウォン。幼い頃母が作っていたマッコリを思い出しながら丁寧に手作[…]